8.6平和行動に参加して
5年前、広島に原爆が投下された8月6日。夕方から本厚木駅で平和宣伝行動をしました。
「核兵器廃絶の署名にご協力をお願いします」と言いながらティッシュを配っていると、高齢のご婦人がゆっくりと近づいて来て「私は沖縄出身。戦時中、私は疎開していたけど、陶芸家だった両親を爆撃で亡くしたの。姉が看護婦だったから、負傷者を抱えて第一線で頑張っていたのよ。ひめゆりと同じね。沖縄には白人も黒人もいるけど、今だに黒人差別はあるし、ベトナム戦の前は明日死ぬかもしれない軍人が、死ぬ前に好きなことして暴れてとても怖かったよ。戦争なんて絶対にダメ。」と話しながら、車を待たせているにもかかわず署名をしてくれました。
戦争で愛する家族を亡くされてご自身もとても辛かっただろうと思うと、お話を聞きながらしばらくの間、涙があふれて止まりませんでした。
他にも、「アベノマスクもそうだけど、税金の使い方間違っている」と憤慨していた女性、「私は平和の詩を書いていて、この時期には朗読会もしていて明日もやるのよ」という女性、「頑張っているね」と言ってくれた男性など、5人の方が署名してくれました。
通り過ぎて行く人は多いけれど、宣伝行動を見るだけでも平和について考える機会になって欲しいです。
「これからの子ども達のためにも、核兵器も戦争も絶対にダメ、平和な世界にしていかなければ」と、思いがいっそう強くなりました。
(書記局:吉本優子)