関西建設アスベスト訴訟・国の責任を厳しく認定
9月20日、関西建設アスベスト訴訟大阪1陣の控訴審判決が大阪高裁であり、国と企業の責任を重く認める原告勝利判決を勝ち取りました。
この大阪高裁判決で国の断罪は10度目となり、「裁判史上例がない」と弁護団は指摘します。メーカーの責任についても3つ目の高裁判決となり、共同不法行為として広く責任を認めました。
労働者と同様に建築現場で働き、アスベスト被害を受けた実態を直視して、国賠法上の保護範囲に含まれるとして「一人親方」についても、国の責任を認めました。一人親方を救済する判決が高裁で3度連続し、全員救済への道筋を確かなものとした点で大きな意義があります。